今日の神様 その56 〜早高神社
高知県高知市にある
『早高神社(はやたかじんじゃ)』
さんにお参りしてきましたー
海津見神社がある、桂浜の龍宮岬展望台に鎮座されています。
早高神社さんは海津見神社さんの境内社となります。
ご祭神は
日本武尊(やまとたけるのみこと)さん
がお祀りされています。
いくら調べても、ご祭神や由来などの情報がありませんでした。
早高神社さんを管理されている若宮八幡宮さんに
「こういう話ではないか?」という前提でお話を聞けました!
若宮八幡宮さん、ありがとうございます( TДT)
早高神社さんについての鍵は「白鳥伝説」でした。
「白鳥伝説」には諸説ありますが、
伊吹山で傷を負った日本武尊は能褒野(三重県亀山市)で力尽き、能褒野御墓へ弔われたが
陵から一羽の白鳥が空へ舞い上がり,大和の方へ飛んでいった。
『やまとは 国のまほろば
たたなづく 青垣 山ごもれる やまとし うるわし』
白鳥陵(奈良県御所市)、白鳥陵(大阪府羽曳野市)などに降り立ったと言われています。
その後も西へ向かったと仮説を立てると、
大鳥神社(大阪府堺市)
↓
白鳥神社(香川県東かがわ市)
↓
鷣神社(高知県宿毛市)というルートが浮かび上がります。
鷣は『ハイタカ』と読み、鷹の仲間です。
※ハイタカは鷣の他に鷂、灰鷹という漢字があります
このルートの途中に「桂浜」があり、龍王岬に早高神社があります。
ここで西へ向かう日本武尊が羽を休めたのではないか?と考えられます。
日本神話の神武東征の際、八咫烏(やたがらす)という高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)さんによって遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるお話があります。
左の建物が海津見神社さん、そのすぐ右の高台に早高神社さんがあります。
同様に、鷣は白鳥の姿となって西へ向かう日本武尊を
休憩の為に龍宮岬へ案内したのかも知れません。
では「早高神社」は「鷣神社」ではないのか?という疑問が浮かびますが。
どうも建立時に勘違いが起こってしまったようです。
「はいたか」と読む神社は高知県に多く、福岡にも数社あるようです。
福岡ではご祭神が高皇産霊尊さんで「隼鷹、速鷹、早高」と書かれるれたそうです。
あれ?早高の文字がありました!!!
高皇産霊尊さんまでも二回出てきてしまいました。
やはり地元の方が『ハイタカ』と『ハヤタカ』を勘違いしてしまったようです。
なので、この早高神社さんには『早高神社』と刻まれたと思われます。
元々は「鷣神社」だったのかも知れませんね。
仮説ですが、話が繋がってスッキリしました^^
桂浜へ戻り、桂浜公園へ向かうとかの有名な坂本龍馬像を見ることができます。
人が少なく、風が強く、そしてやたら大きい(笑)
また坂本龍馬像の先には、龍王岬の対となる龍頭岬があります。
龍王岬〜桂浜〜龍頭岬は弓の形を成しています。
桂浜は月の名所ということで「三日月」を想像できる名所です。
写真ですいませんが、皆さんにパワーが届きますように!
早高神社
高知県高知市浦戸字城山